まちと理性 ―商店街を知るための内視鏡的視座―

商店街内部(事務局職員)の視点で地域社会を考える

はじめに

昨日、私は或る商店街の事務局を辞職した。

14年間お世話になったその商店街では、多くの経験をさせていただいた。

本当に有難いことだと感謝しているし、ラッキーだったとも思っている。

退職の理由はいろいろあって、これから少しずつ

そのことも書いていくが、直接的な原因は体調不安である。

その意味では、自分としても残念な結論であった。

 

今日、肩書きが外れたことをひとつの区切りとして、

商店街を取り巻く様々な問題について書き残しておきたいと思い、

このページを立ち上げた。

いつまで書き続けることができるか分からないが、

今まで発信することができなかった事柄も含め、

自分なりに考えてきたことを書き綴ってみたい。

 

とはいえ、私は専門家ではない。

偉そうなことは書けないし、学術的な知識も無い。

その一方で、今まで私が見かけた商店街論は、

その多くが商店街の運営当事者ではなく、

外部の立場で論じたものや、商店街の店主が語ったものが大半であった。

私の知る限り、商店街組織の運営内部から論じた商店街論は

ほとんど見たことがない。

その点を少し意識しながら書くことで、

多少なりとも有益な材料になればよいと考える。

 

もちろんこのブログは、内部告発的な意味で書くものではない。

また一方で、自分の経験で得たことしか分からないから、

一般論を正面から展開するつもりがないことも、予めお断りしておきたい。

果たして、たわいの無いそうした私の独り言が、

どれ程の参考になるのか疑問だが、

とにかく時間の許す限り備忘録がわりに書き進めることにしたい。

#地域社会 #商店街