まちと理性 ―商店街を知るための内視鏡的視座―

商店街内部(事務局職員)の視点で地域社会を考える

2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

機敏で柔軟な地域力の記憶

以前このブログで、商店街組織や地域社会の議論不足について触れた。 商店街創設期、創業者たちは繰り返し議論を重ねたはずだが、 後継者たちは、その議論の成果を継承して来なかったのだと書いた。 このことは、かつて零細小売商の強みだったはずの柔軟さや…

閑話休題② 通行量調査の不思議

商店街の繁栄度合いを示すデータとして、通行量というものがよく使われる。 その街のおおよその様子を知るための基礎データとして 1日の通行量何万人という数字が目安にされている訳である。 商店街に携わる者として、かねがね私は不思議に思っていたのだが…